ベイクウェル・タルトというのは、イギリスの伝統的なティーケーキなのですが、ジェームズ・オリバーさんが2009年春のG20で各国首脳を呼んで行われた晩餐会のデザートに作られたレシピを入手して作りました。ちなみのこのディナー・パーティーのスターターは、サーモンとケール又はゴート・チーズ。メインディッシュはラムとポテト又はラベージとポテト・ダンプリング。いずれも自国のローカル地域で採れた食材を使って作られたようです。苺ジャムは良質の物をお使いください。(8人分)
<ベイクウェル・タルト>
―材料―
・バニラビーン−−−−−−−−1本
・バター(室温)−−−−−−−70g
・粉糖−−−−−−−−−−−−1カップ
・塩−−−−−−−−−−−−−1つまみ
・小麦粉−−−−−−−−−−−2カップ
・レモンピール−−−−−−−−半個分
・卵黄−−−−−−−−−−−−2個
・牛乳−−−−−−−−−−−−大2
・アーモンド(皮無)−−−−−340g
・無塩バター−−−−−−−−−185g
・砂糖−−−−−−−−−−−−1カップ
・卵−−−−−−−−−−−−−3個
・イチゴジャム−−−−−−−−大6
・アーモンドスライス−−−−−適量
・クレームフレッシュ−−−−−適量
(注意:アメリカの1カップの容量は、240mL(240cc)となっています。)
―作り方―
*バニラビーンは縦半分に切り目を入れ、中の種をこそぎおとす。
*これをバターから卵黄までの材料を一緒にフードプロセッサーに入れて回す。
*生地が粗い粒状になってきたら牛乳を加える。
*生地がひと固まりになったら、粉をふるった平面に取り出し、丸太状にまとめる。
*ラップに包んで最低1時間冷蔵する。
*これを輪切りにして、直径27cm位のタルト型に並べる。
*周りやそこへ押し付けながら表面をそろえたら、時間冷凍する。
*オーブンを180℃(華氏350度)に温め、タルトを入れて15分焼く。
*この間に、フードプロセッサーでアーモンドを粉状に粉砕してボウルに入れる。
*バターと砂糖をクリーム状になるまで混ぜたら、アーモンドのボウルに移す。
*軽く混ぜた卵を加え、完全に滑らかになるまで混ぜ合わせ、少し冷蔵する。
*タルト生地の上にジャムを万遍なく塗る。
*冷やしたアーモンドの混ぜ物をかぶせ、上にスライスアーモンドを載せる。
*オーブンで黄金色になるまで、約45〜55分焼く。
*取り出したら、30分ほど冷ましてから、好みでクレームフレッシュと一緒に出す。